子宮がん検診・ブライダルチェック

千代田区子宮がん検診

対象になる方

千代田区にお住まいで、20歳以上、偶数年齢の女性が対象となります。
※千代田区では、国の指針に基づいて子宮がん検診を2年に一度の受診と定めているため、子宮がん検診は2年に1度の頻度で受診対象になります。

受診券送付時期

6月上旬に受診券が送付されます。

受診券を送付される方
  • 20歳以上で、偶数年齢の方
  • 72歳以上で偶数年齢であり、過去3年以内に子宮がん検診を受けた方

主な検査方法

子宮がん検診

問診、視診、内診、子宮頸部の細胞診

ただし、最近6ヶ月以内に下記のいずれかの項目に該当する場合、十分な安全管理の下で多様な検査が実施できる医療機関への受診を第1選択としておすすめします。その場合も、ご本人の同意があれば、引き続き当院で子宮体部の細胞診の実施も可能です。

  • 不正性器出血(一過性の少量の出血、閉経後出血など)
  • 月経異常(過多月経、不規則月経など)
  • 褐色帯下

費用

無料

ブライダルチェック

将来の妊娠・出産を希望されている女性のための検査です

将来の妊娠・出産を希望されている女性のための検査ですブライダルチェックは結婚前を含め、今後の妊娠や出産を希望されているすべての女性に向けたトータルな婦人科検診です。ブライダルという言葉から結婚前の検診と思っている方が多いのですが、結婚してから受けることもできますし、結婚が決まっていない段階でも将来のビジョンをしっかり決めるために早めに受ける方も増えてきています。対象年齢や未婚既婚を問わず、将来の妊娠・出産を考えている女性に幅広くおすすめできる検診がブライダルチェックです。
ブライダルチェックを受けると、早期には自覚症状がほとんどない婦人科疾患の早期発見・早期治療が可能です。よくあることとあまり気にしていなかった生理痛の重さや不規則な生理周期などが疾患の早期症状であるケースも少なくないため、婦人科で専門的な検診を受けておくことはとても重要です。疾患をしっかり治してから妊娠・出産をすることで、さまざまなリスクを軽減できます。また、妊娠初期に感染すると胎児に感染して深刻な症状を起こす風疹などの抗体の有無も確認できるため、より安全な妊娠・出産に結び付きます。

ブライダルチェックの主な検査内容

問診

月経の周期や状態、そして既往歴やアレルギー、感染症などについてうかがいます。気になることやご不安がありましたら、なんでも遠慮なくご相談ください。

検査内容

抗ミューラー管ホルモン(AMH)検査

卵子の入った袋である卵胞から分泌される抗ミューラー管ホルモンを調べる検査です。血中のAMH値は、卵巣内で待機している卵胞である原始卵胞から発育する前胞状卵胞数を反映すると考えられています。原始卵胞が減少すると、卵巣予備能が低くなってAMHの値も低下します。そのため、卵巣予備能を調べるために行われます。卵巣年齢検査と呼ばれることもあります。ただし、この検査の結果は、卵巣の中に残っている卵子の数の目安の評価指数であり、その他の検査結果や年齢なども合わせた総合的な判断が必要となります

風疹抗体検査

妊娠初期に風疹に感染すると、胎児に心臓奇形や聴力障害、白内障、発達障害などの先天異常が起こる可能性があります。母体の風疹感染によって胎児に奇形が生じる割合は、4割程度だとされています。そのため、将来の妊娠・出産を希望される場合、事前に必ずこの風疹ウイルスに対する免疫の有無を調べる検査を受けてください。免疫がない場合には、妊娠前にワクチンを接種する必要があります。ただし、生ワクチンですから、接種後は約2ヶ月間の避妊が必要になります。
特に昭和54年4月~昭和62年9月生まれの方は予防接種率が低いことがわかっているため、注意が必要です。また、風疹はかかったことがあれば免疫ができていますが、幼いころにかかった記憶がある方でも調べてみると水ぼうそうにかかっていて風疹には未感染だったケースも少なくありません。うっかりして取り返しのつかないことにならないよう、確実な記録がない場合には風疹抗体検査を受けてください。

梅毒検査

梅毒はトリポネーマ・パリーダムという微生物による性感染症で、一昔前は日本でほぼ感染がみられなくなっていましたが、近年になって感染者数が増加してきています。胎盤を通じて胎児に感染する可能性があるため、妊娠前には必ず受けておきたい検査です。

HBs抗原検査

B型肝炎ウイルス感染の有無を調べる検査です。主に血液を介して感染しますが、分娩時に母子感染を起こすことがあるため妊娠前には必ず受けるようにしてください。

HCV抗体検査

C型肝炎ウイルス感染の有無を調べる検査です。感染すると慢性肝炎を発症します。それによって肝硬変から肝臓がんを起こす可能性があるため、規則的な生活を続け、定期的な受診が必要になります。

HIV-1,2抗体検査

進行するとエイズを発症するHIVウイルス感染の有無を調べる検査です。現在は長期間に渡って発症を抑える治療が可能になっています。

クラミジア抗体検査

過去にクラミジア感染したことがあるかどうかを調べます。ありふれた感染症であり、自覚症状をほとんど起こさないため、気付かずに感染しているケースが多くなっています。陽性の場合、卵管の狭窄や閉塞などを起こしている可能性があり、それによって不妊や妊娠しにくくなっている可能性があります。

エコー(超音波)検査

子宮・卵巣を超音波で調べて、子宮や卵巣の状態や妊娠が可能かどうかを判断し、子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮の病気や卵巣の病気の有無を確かめます。

ホルモン検査

周期的に変化するホルモンの値を調べるため、月経期、黄体期の2度の受診が必要です。女性ホルモンである卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモン、そしてプロラクチンや甲状腺ホルモンなどを調べます。
ホルモン基礎値(LH,FSH,E2,TSH,PRL)
黄体期ホルモン検査(P,E2)

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